2010年02月10日

グーグル革命の衝撃

同名のテレビ番組が3年ほど前に放送されていたが、この本の方が取材内容を抜粋せずに詳しく述べられていた。改めてテレビ放映時のビデオ録画を見てみると本では分からないページ作りの視覚情報が見れて参考になった。この本で興味深かった点を抜粋しておく。
  • 隠れリンク
ページ内に表示上現れないキーワードを必要以上に埋め込む行為で、スパムと見なされれば検索結果から存在が消滅してしまう影響がでるもの。
Googleは検索アルゴリズムを常に改善しているため、ある日突然検索結果が変化することを理解しておく。
  • パーソナライズドホーム
個人の検索行為を記憶し履歴検索や傾向分析までできる機能
自身の記憶から消えた過去の行動を検索が思い出させてくれるという、良くも悪くも便利で怖いサービスで、個人情報保護と便利さとのいたちごっこを誘発。明るい未来を信じたい。
  • KDDIとの提携
2004年の終わり頃から商談が始まっていたとのことで、携帯市場へ参入する足掛けとしてシュミット氏と小野寺氏とのトップ会談からスタートしたとのこと。
  • グーグルは「知」ではない
東大総長曰く、「検索は情報を整理する手段でしかなく、構造化された知とは異なる」というもの。「常識を疑う確かな力を身につけてほしい」とのたまう。
確かに、10年前くらいまでは技術情報が書かれた書籍を購入するために本屋を歩き回るところからスタートだったのが、今や検索一発で本が購入できる。ここは光の部分だと思う。
闇というか問題は、検索でかき集めた情報を切り貼りして一定の形をつくって済ませてしまう人たちが増えているという点だろう。自身で複数の有効情報を照らして疑い、検証して自分の答えとして洗練する作業を怠れば、知や閃きは培われず消滅していくということだなぁ。
  • グーグル脳
2006年頃の展覧会でのラリー・ページ氏の基調講演で、Googleが世界中の情報を集めた後の未来について、グーグル脳について触れた話とのこと。
いわば人口知能で、ネットと政治の関係で、政治家の発言をすべて記録していくと、5年以内に政治家の次の発言が本当か嘘かを確率ではじき出すことができるという。疑って検証する作業をGoogleの機能が受け持つというわけだ。膨大なデータを解析した結果、アルゴリズムのよしあしにもよるが、個人の検証能力よりまさる気がしてしまう。
来年はそういう機能が発表されるということかなぁ。
今までにない革新的な事を次々と打ち出すこの会社に、技術者魂は奪われる。次の秘策発表が楽しみだし、ビジネスチャンスは山ほど生まれるだろうから、そういう意味でも着目すべきターゲットだ。
posted by ジロ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書
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